ご贔屓さんのこと

早くも何を書こうか悩んで間が空き始めてしまった…けど何を書こうか全然うかばないので自分語りとご贔屓さんのことを書こうと思う。

初めてご贔屓を見たのはキャッツでした。ちなみに4季は初見も同然。
終演後、早くも二回目を見たくなってた私は「とんでもない世界に来ちまった…」と思った。
というのは自ナンバーのある猫をやっていたご贔屓の存在感にファーストコンタクトで全部持って行かれたから。
部分でいうと、ビジュアルではなく歌。ぶっちゃけると視力の低い私は初キャッツを二階で見ていたので、表情の細かいところどころかどんな顔すら全然わからなかった*1…(もちろんオペラを持ってるわけもなかった)。


細かいことは全然覚えてないけど、のびのびと、『ジェリクルキャッツ』の名前に恥じない自分の生き方を気持ち良さそうに歌う猫に一瞬で掴まれ、幕間で「この人なんて名前だ!?」と名前をネットで調べ(キャスボがあることを把握していなかった)、「この人のこの役をもう一度ちゃんと見たい…!!」と思いました。
で、楽まで十回近く見にいき、ご贔屓誕生とともに4季沼へ落ちてゆく十分な理由となるのでした(見れた「もう一度見たい!!!」と思った役ではなく別役だったけど)。


そこからはコンスタントにご贔屓を追いかけ…られることもなく……(狙ってチケ取った作品に悉くご贔屓が出ず)(4季オタの運命)でもこの五年コツコツ(?)見に行ってやっと「この人がご贔屓です!」と言えるようなレベルになってきたかな?というかんじ。

わかってきたこと。

とにかく歌唱力がヤバイ。声量はもちろんヤバイけど、声の引き出しが多い。男女デュエットの女性パートもキーほとんどそのままで歌いこなすヤバさ。ファルセット綺麗すぎか?真っさらな舞台の上でも、場面に合った・情景を思い浮かばせるような歌をうたう。
いつかのメディア出演時に、「オケを延々聞いては『ここのシーン、別のあのシーンとメロディは同じなのになんで使ってる楽器は違うんだろう?』っていうのとか、考えますね~」とか言っててびっくりした。
そんな、そんなこと考えて…そんなことまで考えてるからあの表現力な…なるほどね…納得…って感じです。


目の前の役に向き合うたび、経験する役を重ねるたび、そして離れていた役に再び帰ってくるたび、その都度(見れた回数はまだまだ本当に少しだけど)本人は進化していて役は深化している…と思いながら拝見しております。
『作品の中に生きるキャラクター』を見るのももちろん好きだけど、唯一例外的に『作品の中で特定のキャラクターに囚われず、一曲一曲を演じる役者』が見られる作品がある。その作品に出演してるご贔屓を見るのもすごく好きだ。
どの曲も最高に歌い上げてくれるので、本当に歌うのがすごく好きなんだろうなぁって…板の上のあなたは凄くきらっきらしてるよ……。


なんか全然まとまらないな!!とにかくご贔屓はサイコーに歌がうまくてキラキラだってことだ!これが私の一人目のご贔屓さんです。おわり。

*1:余談ですがご贔屓初見後に、それまでに色々とメディアに出てた写真を片っ端から見てたんですが(キャスボも見てなければパンフも買ってないのでそこで顔を知る)、第一印象は「作画に波があるのかな…」でした(小声)